真夜中サンライズ#5を終えて
StartFragment2017.6.18(sun)
真夜中サンライズ#5@米沢LIVE-ARB
~to overflow evidence & FRIDAYZ & あぶらすまし トリプルレコ発米沢編~
この日関わって下さった全ての方に最大の感謝を。
ありがとう御座いました◎
たくさんの方々にご来場頂き、
『to overflow evidence』、『FRIDAYZ』、そしてこの日から先行予約販売をして頂いた『あぶらすまし』のトリプルレコ発をお祝い出来た事、大変光栄に思います。
【あかるいはじまり】
トッパーは我々あかるいはじまり。
この日は、Ba.アルッチが別バンドのライブで不在となった為、
6弦ベースで弾き語りとかしてる変態好青年「わう(25)」にサポートをお願いしました。
約2ヶ月という短い期間に、全曲(しかもコーラスまで)覚えてくれて、一曲一曲のテーマだったりコンセプトに対し、彼なりの解釈なんかも織り交ぜたりと、あかるいはじまりに真摯に向き合ってくれた事、本当に感謝してます。
この場を借りて改めて。
わう、ありがとう。
前回、前々回の真夜中サンライズの時に、あかるいはじまりとして本当の意味での岐路を迎えたと個人的には強く、痛く感じていて。
今回の企画までに今までの練習方法や、一曲一曲の見直し、各々のバンドに対してのスタンス・思想的な面での擦り合わせ作業を繰り返してきました。
色んな事が作用し、結果的にとても気持ちの良いライブが出来たなと思います。
やっと少しバンドとしての成長を実感出来た瞬間でした。
まだまだ粗はあるけれど、次なる課題へ向け、あかるいはじまり精進致します。押忍。
【MOSHI-MOSHI】
二番手は、昨年の暮れに始動したMOSHI-MOSHI。
メンバー全員、長く山形の音楽シーンに携わってきたスペシャルな3人で構成されるバンド。
初めて観たライブでは、山形では久しい個人的に超どストライクなギターポップバンドでした(ちなみにこの時のゲストがあぶらすましとQurage。運命的過ぎる!)
その数ヶ月後に観たライブではバンドカラーが大きくシフト。
ゴリッゴリのベースラインにシューゲイズなギター、タイトなドラム。
完全に前回のイメージをガラリと変えるライブにメチャクチャ衝撃を受ける。
だって4ヶ月の間に全曲新曲って!笑
そして今回。
前回の時よりもドッシリとした骨太な安定感がプラスされ、メチャクチャカッコいいステージでした。
この日は学生の子もたくさん来てくれてたので、なかなか近年いなかったバンドサウンドに触れてもらえて嬉しかったです。きっと、とても良い刺激になったなと思います。
MOSHI-MOSHIのメンバーさんとも喋ったんだけど、今後も一緒にやっていけたらきっと面白くなる、そんな予感がバシバシしました(恐れ多いですが笑)
今後は更にズブズブの癒着関係を築いていきたい所存です。
音源化も期待しております(欲しい)
【あぶらすまし(いわき)】
3番手は、いわきの至宝あぶらすまし。
一つ前のBLOGでもご紹介させて頂きましたが、新譜「許してやりなよ」の先行予約販売をこの日6/18~開始して頂きました。
7/30リリース予定にも関わらず、今回本企画を盛り上げる為、6/18に間に合うよう先行予約販売を行なって下さった、あぶらすまし。
そしてリリース先のゾンフォーことZOMBIE FOREVERの懐の深さに、感謝の気持ちでいっぱいです。
この場を借りて改めて。
ありがとう御座いました。
あぶらすましフルメンバーでのステージは圧巻の一言に尽きる。
音楽を生活に落とし込む、というよりも、本当、音楽が生活の一部として根付いているのがひしひしと伝わってきて。
そっか、音楽って「音を楽しむ」ものだった。当たり前の事だけど、そんな当たり前の事を当たり前にやっている事に、とても感動しました。
あったかくて、穏やかで、優しくて。
あまりにも大きなその存在に、何だか何でか笑ける位に泣いてしまう。
三ヶ田さんがMCで言っていた言葉に、今日まで自分がやってきた事が何一つ無駄ではなかったと、そう思っていいんだって。そんな気持ちにさせてもらえたのでした。
あと、嬉しかったのは「自分がカッコいいと思えるものをそのまま素直に信じていいんだよ」って言葉。
若い子達に、この言葉がきっと届いてくれていると願っています。
ラストのふるさと。
メッセージ性の強さもさる事ながら、スルッと通った芯のしなやかさ、そこに彼らの生き方が見えて震えた。
この時の気持ち、大事にしていきたいです。そして必ずや次へ繋げていきます。
【NUDE】
4番手は、真夜中サンライズ2回目のNUDE。
キヨちゃんは前回(about me)、前々回(NUDE)でも出演してくれているので、なんと3連続での出演!笑
真夜中サンライズの半分はキヨちゃんで出来ていると言っても過言ではない。
この日のNUDEはGt/Vo作間さんが不在の為、3人体制での出演。
フルメンバーではなかったけれど、しっかりとガッツリ気持ちのこもったライブを魅せてくれました。
しかもこの日はCOFFEE & CASSETTESで出店して頂いた森さん(Qurage)がゲストボーカルとして参加!!
森さんの透明な声が、バキバキのNUDEサウンドに、ポツポツ雨を落とすようにゆっくりとじんわり染み込んでいく。でも馴染む手前で消えてなくなる。
儚くて脆い、けれど確実に存在する影。
米沢に向かう車内でいきなり森さんに「一曲参加してくれない?」って聞いて、即答でOKもらったとのお話を聞いて色んなもんがぶっ飛んだ笑
技術もさる事ながら、お互いの信頼関係がないと出来ない事だよね、本当。
手塚さんがTwitterで「トリプルレコ発だし、俺も何かリリースするかな」って言ってたアンサーが、今回のスペシャルなステージに繋がったんだと私は思います。ふふふ。嬉
【to overflow evidence】
今回の企画を開催するキッカケを与えてくれたto over後藤さん。
前回の真夜中サンライズ#4(1/7)の翌日、後藤さんから「6/7にリリースするClearのレコ発ツアーで米沢に行きたい」とのお話を頂きました。
先でも軽く触れましたが、実は前回と前々回の企画で、バンドとしても個人としても色々なものが打ち砕かれたというか…。一つの「区切り」となったのです。
それ故、次の企画を打つまでに気持ちの整理をつけたいと思っていた矢先、次回開催への有難いキッカケを頂き、日和った事考えてる場合じゃねー!って、喝を入れてもらいました(勝手に)
企画前に公開されたto overの新作MVを拝見させて頂いてまず最初に思った感想は、「今までのto overとは違う」という事。
配布したZINEで後藤さんも触れていますが、これが今のto over。
色んなものが削ぎ落とされて、シンプルになり、それ故に真っ直ぐで嘘がない。
だからこそ刺さる。
本番で観たto overは、とにかく「圧倒的」。
ただただ圧倒されて、立ってるだけで精一杯だった。
あんなにピリついたto overを私は観た事がなかったから、その気迫にあっという間に飲まれ茫然としてしまいました。
積み重ねてきた時間の中で、磨かれ研ぎ澄まされたものって、どんどん色んなものが削ぎ落とされて、強く鋭く尖っていくんだろうなって。
彼らが放つ音に、背負っている覚悟を垣間見た、そんな瞬間でした。
8/26、27にいわきで行われる『ONA FES 2017』
お時間ある方は、是非遊びに行ってみて下さい。
どんな思いで彼らがこのフェスを続けてきたのか、それを直に体感してもらいたいです。1人でも多くの方に。
【FRIDAYZ】
トリは我らがFRIDAYZ。
昨年果たせなかった、待望の「DO IT」レコ発ツアー米沢編。
to overのレコ発企画が始動して一番最初に声をかけたのがFRIDAYZでした。
その理由は「DO IT」レコ発米沢編実現と、
to overとFRIDAYZは、お互いの土地で開催するフェスやライブでも行き来のあるバンド同士であり、
各々の土地でやっていく覚悟や誇り(思想)を含め、そのスタンスがとても似ていると個人的にも思っていた為。
(配布したZINEを読んで頂ければ、きっとなるほど!と感じてもらえるかと)
FRIDAYZが昨年地元酒田市で成功させた『DO IT 2016』
この『DO IT』があったから、前回と前々回の真夜中サンライズの開催があり、今回の真夜中サンライズ#5がある。
いつだって彼らから受ける刺激、影響は大きくて、偉大だ。
山形が誇る、今最もアツいバンドがFRIDAYZだと確信しています。
事前にGtの山口さんからアドバイスを頂き、ステージ前に設置されてる中央の柵を撤去してもらいました。
おかげでボーカルの2人が縦横無尽に動く動く!笑
マイクのシールドがぐるんぐるん絡まって最終的に巨大な塊と化してて笑った笑
一瞬で会場の空気をFRIDAYZが支配。
歌え、叫べ、踊れのお祭り状態に。最高。
ライブに注がれるエネルギー、そしてその爆発力はまさにホンモノ。
常に前向きにひたむきに音楽に向き合ってきたその精神が、全て曲に詰め込まれてる。
でもそこに堅苦しいものは一切なくて、彼らはいつだってドアを開け放っていてくれる。だからいつだってみんな純粋にライブを楽しめる。
地下の発想が景色を変える。
ローカルから世界へ。
1人でも多くの人に、知ってもらえた機会になっている事と願っています。
今回の企画で一番の収穫は、
今まで以上に、❝音楽とそこに集う仲間が大好きになった❞という事。
面白い事をやってる人って、実はたくさんいるんですよね。
それは音楽に限った事ではなくて。
音楽は一つの表現する手段であり、更にそこに思想や魅せる為のこだわりがあって、その瞬間を共に作る仲間一人一人が関係して、初めて形となる。
だから決して同じにならない。
そこがまた面白いと思います。
最前線でやってる方々の生の音、考え、やり方。
少しでもあなたの何かが動いたのなら、臆せずアクションを起こして欲しい。
それがこれからを作るキッカケになると私は信じているので。
一緒に面白い事、やっていきたいましょう。
Do It Together!!
また一緒に遊びましょう。
ありがとう御座いました。
2017.6.18 (sun) 真夜中サンライズ #5 @米沢LIVE-ARB
(ちょっとブレてる笑)
※大分長くなったので、
出店して頂いたコヒカセとミナちゃんバーガー、配布したZINE等についてはまた後程更新します。
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